本年度の研究力アップ講座は、2月14日(第12回)と3月27日(第13回)の2回に渡ってオンラインで開催しました。
第12回は「査読について考えよう」というタイトルで東京大学大学院医学系研究科の水島昇教授に、査読に対する心得やeLife誌を例に最新の査読システムについてお話いただきました。年間50本もの論文の査読を行われている先生ですが、投稿論文数に対する査読者数を考えると決して多い数字ではなく、研究者は積極的に査読を引き受ける義務があるというお言葉が大変印象的でした。(参加者82名)
第13回は「脱自己流!!デザインの基本ルール」というタイトルで、千葉大学大学院理学研究院、日本学術振興会特別研究員の片山なつ先生に、資料作成におけるデザインの手法についてお話いただきました。多様性に配慮し、視覚バリアフリーを目指すという視点に基づき、具体的なフォントの選択等の実践的な手法をご講義いただいたうえ、会場からも多数の質問がなされ、全てについて詳細なご回答をいただきました。(参加者127名)