令和5年5月18日、荒牧キャンパスにおいて、大学幹部FDを開催しました。講師には広島大学特命教授 相田美砂子氏をお招きし、「女性教員の割合増加に関する諸問題について‐先進的な広島大学の事例に学ぶ‐」をテーマにお話しいただきました。
相田先生は、理論化学分野でのコンピューターシミュレーションがご専門ですが、平成19年より男女共同参画・女性研究者支援、平成21年より若手研究人材の育成のリーダーとして切れ目なく携わられ、平成28年より大学改革担当理事・副学長として活躍されました。
大学のシステム改革にとって、研究人材として女性の存在が当然重要であり、着実に割合を増やしていくことは改革に必須であると語られました。中でも徹底した大学のモニタリングをIR: Institutional Research として推し進め、女性に係る割合をはじめ、目標達成の度合いを数値化する業績評価指標(教員の教育研究業績等)を自動化、ルーチン化し、広島大学独自の指標を大学間連携においても広げて共有している事例をご紹介くださいました。ハイブリット開催であったため、教職員にもセミナーを公開し、88名の参加がありました。